フィギュアを捨てようと思っても、「燃えるゴミと燃えないゴミのどちら?」「プラスチック製なら資源ゴミに出せる?」「台座や箱は分ける必要がある?」と迷うことがあります。
アニメやゲームのフィギュアには、PVC(ポリ塩化ビニル)やABS樹脂、金属など、さまざまな素材が使われています。しかも、同じ素材のフィギュアでも、住んでいる自治体によってゴミの分別方法が異なります。
結論からいうと、フィギュアは全国共通で何ゴミと決まっているわけではありません。素材・大きさ・付属品を確認し、自治体が指定する区分で処分する必要があります。
この記事では、素材別のゴミ分別、自治体による違い、粗大ゴミになる条件、台座や電池の扱いまで詳しく解説します。自分のフィギュアをどのように出せばよいのか、順番に確認していきましょう。
- フィギュアが燃えるゴミ・燃えないゴミになる条件
- PVC・ABS・ソフビ・金属製フィギュアの分別方法
- 実際の自治体でフィギュアの分別がどう違うのか
- 粗大ゴミになる大きさや、台座・箱・電池の扱い
- 自分の住む地域で正しいゴミ区分を調べる方法
- フィギュアは何ゴミ?素材と大きさで分別方法が変わる
- PVC製フィギュアは燃えるゴミ?燃えないゴミ?
- ABS樹脂製フィギュアはプラスチックゴミに出せる?
- ソフビ・レジン・金属製フィギュアの分別方法
- 自治体によってフィギュアのゴミ分別はどう違う?
- 大きなフィギュアは粗大ゴミになる?
- フィギュアの台座・金属支柱・交換パーツは何ゴミ?
- フィギュアの箱・ブリスター・緩衝材は何ゴミ?
- LED・電池付きフィギュアを捨てるときの注意点
- フィギュアが何ゴミかわからないときの調べ方
- フィギュアをゴミとして出すときの最終チェック
- フィギュアをゴミに出す前に売れる可能性も確認する
- フィギュアのゴミ分別でよくある質問
- まとめ|フィギュアが何ゴミかは自治体のルールで判断しよう
フィギュアは何ゴミ?素材と大きさで分別方法が変わる
フィギュアをゴミとして出すとき、最初に確認したいのは本体の素材と大きさです。
一般的なフィギュアにはプラスチック系の素材が多く使われています。しかし、プラスチック製だから必ず燃えるゴミになるわけではなく、プラスチック資源として回収される場合もあります。
また、金属製のフィギュアや電池を内蔵した製品では、通常のプラスチック製品とは違う扱いになることがあります。
フィギュアの素材別・ゴミ分別早見表
| 素材・種類 | 確認するゴミ区分 | 特に注意すること |
|---|---|---|
| PVC製 | 可燃ゴミなど | 塩化ビニル製品を資源回収の対象外とする自治体がある |
| ABS樹脂製 | プラスチック資源・可燃ゴミなど | 製品プラスチックの回収条件を確認 |
| ソフビ製 | 可燃ゴミなど | PVC製品としての扱いを確認 |
| レジン製 | 可燃ゴミ・不燃ゴミなど | 樹脂の種類、硬さ、破損部分に注意 |
| 金属製 | 金属類・不燃ゴミなど | 材質と大きさによって粗大ゴミになる場合がある |
| 複数素材の製品 | 自治体の複合素材製品の区分 | 台座・ネジ・支柱などを確認 |
| 電池・LED付き | 小型家電など | 電池の種類と取り外しの可否を確認 |
| 大型フィギュア | 粗大ゴミなど | 最長部分の寸法を確認 |
※表は分別を調べるための目安です。各素材のゴミ区分が全国で統一されているわけではありません。
特に間違えやすいのは、PVCとABSです。
どちらもプラスチック系の素材ですが、自治体によって資源回収の対象となる材質が異なります。
例えば、製品プラスチックを回収している地域でも、PVC製品や金属を含む製品を除外している場合があります。
フィギュアの材質がわかっても、自治体の回収条件を確認するまではゴミ区分を確定できません。
ゴミの分別を決める3つのポイント
フィギュアの分別を考えるときは、次の3点を確認します。
-
素材: PVC、ABS、金属、レジンなど何でできているか
-
大きさ: 自治体が定める粗大ゴミの基準を超えていないか
-
構造: 台座、金属部品、電池など異なる素材が含まれていないか
例えば、高さ20cmのABS樹脂製フィギュアと、高さ60cmの金属製フィギュアでは、分別方法が大きく変わる可能性があります。
また、本体はプラスチック製でも、金属の支柱や電子部品が含まれていれば、プラスチック資源として出せない場合があります。
素材を確認できないときは、購入時の外箱や説明書、メーカーの商品情報を調べましょう。
それでもわからなければ、自治体へ「プラスチック製の人形」「金属の台座が付いたフィギュア」など、製品の特徴を伝えて相談する方法があります。
フィギュアのゴミ分別だけでなく、実際に捨てる手順や処分前の注意点を知りたい場合は、「フィギュアの捨て方|燃えるゴミ?不燃ゴミ?処分前に確認すること」で詳しく解説しています。
PVC製フィギュアは燃えるゴミ?燃えないゴミ?
PVCはポリ塩化ビニルの略称で、アニメやゲームの完成品フィギュアに使用されることのある素材です。
柔らかさを調整しやすく、髪の毛や衣装などの細かな形を表現できるため、フィギュアの造形に利用されています。
ただし、PVC製フィギュアが燃えるゴミになるかどうかは、自治体の分別ルールによって異なります。
PVC製フィギュアを燃えるゴミに出せる場合
自治体がPVC製品やソフトビニール人形を燃やすゴミに指定していれば、その区分で処分できます。
実際に神奈川県鎌倉市では、PVCを使用したソフトビニル人形などは、燃やすゴミとして処分するよう案内されています。
ただし、これは鎌倉市のルールです。
他の地域でもPVC製フィギュアを燃えるゴミとして出せるとは限りません。
特に、電池や金属部品を含むフィギュアは、通常のPVC製品とは異なる扱いになる場合があります。
自治体の分別表で、素材だけでなく製品全体の構造を確認する必要があります。
PVC製フィギュアがプラスチック資源の対象外になる理由
自治体によっては、プラスチック製品を資源として回収していても、PVCを使用した製品を対象外としています。
プラスチックにはさまざまな種類があり、材質によってリサイクル工程での扱いが異なるためです。
ここで注意したいのは、フィギュアがプラスチック製であることと、自治体のプラスチック資源回収の対象であることは別という点です。
「プラスチック」という文字が分別表にあるからといって、PVC製品をそのまま出してよいとは判断できません。
PVCの扱いが明記されていない場合は、次のような項目も確認しましょう。
-
塩化ビニル製品
-
ビニール製品
-
ソフトビニール人形
-
プラスチック製のおもちゃ
-
製品プラスチックの回収対象外品目
該当する情報がなければ、自治体の担当窓口へ確認するのが確実です。
PVC製フィギュアを家庭で燃やすのは避ける
燃えるゴミとして回収できる地域であっても、自宅で焼却してよいという意味ではありません。
PVCは塩素を含む素材で、不適切な焼却によって有害なガスが発生するおそれがあります。
フィギュアを庭や家庭用の焼却設備で燃やして処分することは避けましょう。
自治体が燃えるゴミに指定している場合は、指定された収集方法で出してください。
ABS樹脂製フィギュアはプラスチックゴミに出せる?

ABS樹脂は、PVCと並んでフィギュアに利用されることのあるプラスチック素材です。
硬さがあり、台座や関節部、ロボット系フィギュアの部品などに使用されます。
ABS樹脂はプラスチックの一種ですが、自治体が製品プラスチックを回収していなければ、プラスチック資源として出すことはできません。
製品プラスチックを回収する自治体の場合
例えば横浜市では、2025年4月から市内全域でプラスチック資源の分別回収を実施しています。
対象にはプラスチック製容器包装だけでなく、原則として一番長い辺が50cm未満で、プラスチックのみでできた製品も含まれています。
ただし、プラスチック以外の素材を含むもの、厚みがあって硬いもの、小型家電製品などは対象外です。
つまり、ABS樹脂製であっても、寸法やほかの部品によっては資源回収の条件に合わない可能性があります。
また、横浜市の案内では具体的な除外条件が設けられているため、フィギュアが必ず回収対象になると断定することもできません。
分別に迷ったときは、品目名や材質を伝えて確認しましょう。
PVCとABSの両方を使用したフィギュアの場合
完成品フィギュアには、本体がPVC、台座がABS樹脂という製品があります。
両方ともプラスチック系の素材ですが、自治体によってはPVCを資源回収の対象外としているため、一緒に処分できるとは限りません。
例えば、台座が取り外せる場合は、それぞれの素材について分別条件を確認します。
ただし、PVCとABSを組み合わせたフィギュアについて、分解が必要かどうかは自治体の判断によります。
接着されたパーツを無理に外したり、フィギュアを切断したりする必要があるとは限りません。
「PVCとABSを使用した完成品フィギュアです」と自治体へ伝え、どの区分で出せるのか確認するのが安全です。
ソフビ・レジン・金属製フィギュアの分別方法
PVCやABS以外の素材でできたフィギュアもあります。
代表的なのは、ソフビ製、レジン製、金属製のフィギュアです。
素材によって注意点が異なるため、それぞれ確認していきましょう。
ソフビフィギュアは何ゴミ?
ソフビとは、一般に柔らかいPVCを使って成形した製品を指します。
怪獣や特撮キャラクターの人形などに使用されることがあります。
ソフビ製フィギュアは、自治体によって燃えるゴミなどに分類されます。
先ほど紹介した鎌倉市では、PVCを使用したソフトビニル人形を燃やすゴミとして扱っています。
一方で、他の自治体でも同じ区分になるとは限りません。
ソフビ製フィギュアを処分するときは、「ソフビ」だけでなく「塩化ビニル製品」「ビニール人形」などの品目でも確認するとよいでしょう。
レジン製フィギュアは何ゴミ?
レジンはガレージキットや一部の完成品フィギュアに使われる樹脂素材です。
硬化した樹脂で作られているため、一般的なPVC製フィギュアとは材質や硬さが異なる場合があります。
レジン製フィギュアのゴミ区分は自治体によって判断が異なります。
「レジン」「樹脂製品」「プラスチック製品」などの分別項目を確認し、わからなければ担当窓口へ問い合わせましょう。
また、レジン製フィギュアは破損すると鋭い断面ができる場合があります。
割れた部分がゴミ袋を突き破らないよう、自治体の指定する方法で安全に出してください。
なお、完成したレジン製フィギュアと、未硬化の液体レジンは同じものとして扱わないでください。
液体レジンには別の処分上の注意があるため、製品の説明書や自治体の案内を確認する必要があります。
金属製フィギュアは何ゴミ?
金属製のフィギュアや、金属を主体とした模型は、自治体によって金属類、不燃ゴミ、粗大ゴミなどに分類される場合があります。
ここで重要なのがサイズです。
例えば横浜市では、主な素材が金属で、一番長い辺が30cm未満のものについて「小さな金属類」という区分を設けています。
一方、30cm以上の金属製品は原則として粗大ゴミの対象です。
金属製フィギュアを出す場合は、細い支柱や尖った部分にも注意してください。
破損した金属パーツは、回収作業中のけがにつながる可能性があります。
金属製品の包装方法や表示の必要性は、自治体のルールに従いましょう。
自治体によってフィギュアのゴミ分別はどう違う?
フィギュアのゴミ分別で特に重要なのは、自治体ごとに回収する素材やサイズの条件が違うことです。
同じプラスチック製の人形でも、ある自治体では燃えるゴミ、別の自治体ではプラスチック資源として扱う場合があります。
ここでは、確認できた自治体の公式情報をもとに、具体的な違いを紹介します。
自治体の公式ルール比較
| 自治体 | 公式案内で確認できる内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 鎌倉市 | PVCを使用したソフトビニル人形は燃やすゴミ | PVC以外の素材は別途確認 |
| 横浜市 | 原則、50cm未満でプラスチックのみの製品はプラスチック資源 | 異素材を含むものや厚く硬いものなどは対象外 |
| 横浜市 | 金属製品は30cm以上、金属以外の製品は50cm以上で原則粗大ゴミ | 分別区分や個別品目の例外を確認 |
上記は各自治体の公表ルールを比較したもので、全国のフィギュアにそのまま当てはまるものではありません。
神奈川県鎌倉市の場合
鎌倉市では、製品プラスチックの回収に関する公式ページで、PVC製品の扱いが説明されています。
ソフトビニル人形などPVCを使用した製品は、燃やすゴミとして処分することになっています。
この例からわかるのは、プラスチック系の素材であっても、資源回収に出せるとは限らないという点です。
また、同市では電気や電池を使う製品についても、通常のプラスチック製品とは別の扱いを案内しています。
つまり、フィギュアの材質だけでなく、電気部品などが含まれているかも確認する必要があります。
神奈川県横浜市の場合
横浜市では、プラスチック製容器包装に加えて、条件に合うプラスチック製品も資源として回収しています。
原則として、プラスチックのみでできた製品で、一番長い辺が50cm未満のものが対象です。
ただし、次のようなものはプラスチック資源として出せません。
-
金属やゴムなど、プラスチック以外の素材を含むもの
-
厚みがあって硬いもの
-
電気や電池で動く小型家電製品
-
規定の大きさを超えるもの
フィギュア本体がプラスチック製でも、金属の支柱が付いていたり、LED照明が組み込まれていたりすると、資源回収の条件から外れる可能性があります。
さらに、一番長い辺が50cm以上のプラスチック製品は、原則として粗大ゴミの対象です。
このように、同じ自治体の中でも素材・大きさ・構造を組み合わせて判断する必要があります。
自分の自治体ではどう判断すればよい?
鎌倉市や横浜市の例は、あくまで自治体による違いを理解するためのものです。
実際にフィギュアを出す場合は、住んでいる市区町村の案内を優先してください。
例えば、検索したページに「プラスチック製品は資源ゴミ」と書かれていても、対象外となる素材やサイズが設定されている場合があります。
そのため、回収対象の説明だけでなく、回収できない製品の一覧まで確認することが大切です。
自治体の公式サイトには、品目別の検索機能が設けられている場合があります。
「フィギュア」という品目が見つからなければ、「人形」「おもちゃ」「プラスチック製品」など、別の名称でも検索してみましょう。
それでも判断できない場合は、自己判断でゴミ袋に入れず、担当窓口へ確認する方法がおすすめです。
大きなフィギュアは粗大ゴミになる?

フィギュアのゴミ分別では、素材だけでなく大きさも重要です。
小型フィギュアは通常の家庭ゴミとして出せる場合がありますが、大型フィギュアは粗大ゴミになる可能性があります。
特に、全高の高いフィギュアや大型の台座が付いた商品は、収集前に寸法を確認しましょう。
粗大ゴミになる大きさは何cmから?
粗大ゴミの寸法基準は自治体ごとに異なります。
例えば、横浜市の公式案内では次の基準が設けられています。
| 横浜市の区分 | 粗大ゴミの基準 |
|---|---|
| 金属製品 | 一番長い辺が30cm以上 |
| プラスチック製品・木製品など | 一番長い辺が50cm以上 |
※上記は横浜市の原則的な基準です。
横浜市の場合、該当する粗大ゴミの処分には事前申し込みと手数料が必要です。
ただし、フィギュアがこのサイズを超えたからといって、すべての自治体で同じ扱いになるわけではありません。
また、プラスチックと金属の両方を使用したフィギュアでは、どの基準が適用されるか個別に確認した方がよいでしょう。
大きさを測るときの注意点
フィギュアの大きさを調べる場合は、次のような部分にも注意してください。
-
頭から足までの高さ
-
台座を含めた全体の高さ
-
横に広がった羽や武器の長さ
-
固定された装飾パーツ
-
一体化している支柱や背景パーツ
例えば、フィギュア本体が高さ35cmでも、台座から伸びる装飾を含めると50cm以上になる場合があります。
一方、取り外し可能な台座やパーツをどのように測るかは、自治体の判断によります。
粗大ゴミになるか迷った場合は、実際の寸法と製品の構造を伝えて問い合わせましょう。
分解すれば普通ゴミとして捨てられる?
大型フィギュアを分解して小さくすれば、通常のゴミ袋に入ることがあります。
しかし、小さく分解したからといって、必ず普通ゴミとして処分できるわけではありません。
自治体によっては、分解前の製品サイズを基準に粗大ゴミかどうか判断する場合があります。
また、分解の途中で硬いプラスチックが割れたり、鋭い金属部品が飛び出したりする可能性もあります。
接着されたパーツを無理に外すことは避けましょう。
大型フィギュアの場合は、分解する前に自治体の粗大ゴミ受付窓口などへ確認する方法が確実です。
粗大ゴミの申し込みが必要な場合
粗大ゴミとして処分する場合は、自治体が指定する手順に従います。
例えば横浜市では、事前に申し込みを行い、手数料を納め、指定された日に指定場所へ出す仕組みです。
ただし、申し込み方法や費用、収集日までの日数は自治体によって異なります。
フィギュアを処分する日が決まっている場合は、早めに受付方法を確認しておきましょう。
フィギュアの台座・金属支柱・交換パーツは何ゴミ?
フィギュア本体だけでなく、付属する台座や支柱、交換パーツにも注意が必要です。
完成品フィギュアには、本体と違う素材の部品が付属していることがあります。
例えば、本体がPVC、台座がABS樹脂、支柱が金属という構造です。
この場合、それぞれの素材が自治体の分別区分に合っているか確認しましょう。
プラスチック製の台座
台座がABS樹脂などのプラスチックのみでできている場合は、自治体が製品プラスチックを回収しているか確認します。
ただし、底面の滑り止めや金属ネジなどが含まれている場合があります。
プラスチック以外の素材が付いていると、資源回収の条件から外れることもあります。
台座が取り外せる場合でも、必ず分ける必要があるとは限りません。
自治体が一体の製品として扱うのか、素材別に分別する必要があるのか確認してください。
金属製の支柱
フィギュアの姿勢を支える支柱には、金属が使われていることがあります。
金属製の支柱は、自治体の金属類や不燃ゴミなどの区分を確認します。
先端が尖っている支柱や折れた部品は、回収作業中にけがをするおそれがあります。
指定された方法で先端を保護し、安全に排出してください。
顔・手・武器などの交換パーツ
フィギュアによっては、交換用の顔や手、武器、衣装パーツなどが付属しています。
これらも素材によって分別方法が異なる場合があります。
硬いプラスチック製の武器パーツなどは、袋を突き破らないよう注意が必要です。
特に、先が尖ったパーツや割れた部品は、回収時の安全を考えて処分しましょう。
なお、まだ使用できるフィギュアであれば、交換パーツを残しておくことで売却時の評価に影響する場合があります。
ゴミとして処分する前に、必要な付属品がそろっているか確認しておくと安心です。
フィギュアの箱・ブリスター・緩衝材は何ゴミ?
フィギュアを処分するときは、本体だけでなく外箱や梱包材も出ることがあります。
一般的なフィギュアの箱には、紙、透明なプラスチック、発泡スチロールなど複数の素材が使用されています。
これらはフィギュア本体とは分別区分が異なる場合があります。
紙製の外箱
紙製の外箱は、自治体の基準を満たす場合、古紙や雑がみとして回収されることがあります。
ただし、紙であれば何でも資源回収に出せるわけではありません。
特殊な加工が施された箱や、ひどく汚れた箱などは対象外になる場合があります。
また、透明なプラスチック窓が付いている外箱では、紙とプラスチックを分けるよう求められることもあります。
箱を捨てる際は、紙製の部分とそれ以外の部分を確認しましょう。
透明なブリスター
ブリスターは、フィギュアを固定するための透明な成形プラスチックです。
商品の包装に当たるブリスターは、自治体の条件を満たせば容器包装プラスチックとして回収される場合があります。
ただし、素材や汚れ、地域の回収ルールによって扱いが異なります。
プラスチック製だからといって、必ず資源ゴミに出せるわけではありません。
また、商品を包装していたブリスターと、後から購入した収納ケースでは、自治体によって品目の扱いが異なる可能性があります。
発泡スチロールなどの緩衝材
大型フィギュアの箱には、発泡スチロールやプラスチック製の緩衝材が使われることがあります。
発泡スチロールは自治体によって、プラスチック資源や可燃ゴミなどに分類される場合があります。
また、大きな緩衝材は、指定されたサイズに小さくするよう案内されることもあります。
無理に細かく砕くと破片が散らばるため、自治体が指定する方法で処分しましょう。
外箱・ブリスター・緩衝材をまとめて一つのゴミ袋へ入れる前に、素材ごとの分別を確認することが大切です。
LED・電池付きフィギュアを捨てるときの注意点
一部のフィギュアには、LED照明や音声機能などが搭載されています。
こうした製品は、通常のPVC製フィギュアやプラスチック製のおもちゃとは違う分別方法になる場合があります。
特に注意したいのが、電池や充電池です。
乾電池・ボタン電池を使用している場合
乾電池やボタン電池を使用するフィギュアでは、まず製品の説明書を確認してください。
電池を安全に取り外せる構造であれば、自治体が指定する電池の回収方法を確認します。
電池の種類によっては、絶縁などの処置が必要になる場合があります。
また、電池を外した本体にも電子部品が残っている場合があります。
そのため、電池を取り外しただけでプラスチック資源として出せるとは限りません。
小型家電として回収する自治体もあるため、本体の分別方法も確認しましょう。
充電池が内蔵されている場合
充電式のフィギュアには、リチウムイオン電池などが内蔵されていることがあります。
リチウムイオン電池は、強い衝撃や高温などによって発火するおそれがあります。
環境省も、廃棄物処理施設などでリチウムイオン電池に起因する火災が発生していることを説明しています。
充電池が取り外せない場合は、無理に本体を分解しないでください。
特に避けたいのは、次のような行為です。
-
電池を取り出すために本体を切断する
-
充電池に工具を差し込む
-
強い力を加えて電池を取り外す
-
ほかの家庭ゴミに無条件で混ぜる
充電池が内蔵されたままの製品は、自治体が指定する方法で処分する必要があります。
膨張や変形、破損がある場合は、通常の回収方法と異なる可能性があるため、担当窓口に相談しましょう。
フィギュアが何ゴミかわからないときの調べ方
フィギュアの素材や構造を確認しても、自治体のゴミ区分がわからない場合があります。
そのようなときは、自治体の公式サイトにある分別検索や品目一覧を利用しましょう。
一般的な検索エンジンで調べる場合も、自治体名を入れて公式ページを探すことが大切です。
手順1:住んでいる自治体の公式サイトを調べる
例えば、横浜市に住んでいる場合は「横浜市 フィギュア ゴミ」「横浜市 人形 ゴミ分別」などで検索します。
市区町村の公式サイトが見つかったら、ゴミ分別のページを開きましょう。
検索結果には過去の情報や個人ブログが表示されることもあるため、自治体の公式案内を優先してください。
手順2:「フィギュア」以外の品目名でも検索する
自治体の分別表にフィギュアという品目が登録されていないこともあります。
その場合は、次のような言葉で検索します。
| 検索する言葉 | 確認したい内容 |
|---|---|
| フィギュア | 品目として登録されているか |
| 人形 | 人形類の分別方法 |
| おもちゃ | 玩具としての扱い |
| ソフトビニール人形 | PVC製品の扱い |
| プラスチック製品 | 製品プラスチックの回収条件 |
| 金属製品 | 金属製フィギュアの分別 |
| 小型家電 | 電池・電子部品付き製品の扱い |
ただし、「人形」の分別区分がわかったとしても、材質の違うすべてのフィギュアに適用できるとは限りません。
検索した品目の説明に、材質やサイズなどの条件が記載されていないか確認してください。
手順3:プラスチック資源の対象外品目を確認する
プラスチック製フィギュアの場合は、プラスチック資源の回収対象だけでなく、対象外となる品目も調べます。
例えば、自治体によってはPVC製品や異素材を含む製品を資源回収の対象外としています。
対象外品目に該当する場合は、指定された別のゴミ区分を確認しましょう。
対象外と書かれているだけで、可燃ゴミや不燃ゴミのどちらに出せばよいか判断できない場合もあります。
手順4:大きさを確認する
次に、粗大ゴミの寸法基準を確認します。
高さだけでなく、横幅や装飾などを含めて測る必要がある場合があります。
特に大きな台座や支柱があるフィギュアは、製品全体の寸法を確認しておきましょう。
手順5:判断できなければ自治体へ問い合わせる
公式サイトを調べても判断できない場合は、自治体のゴミ収集担当窓口へ確認しましょう。
問い合わせるときは、次の情報をまとめておくとスムーズです。
-
フィギュアの素材
-
高さ・幅などの寸法
-
台座や支柱の素材
-
電池・電子部品の有無
-
部品を安全に取り外せるか
例えば、次のように伝えると具体的に確認しやすくなります。
高さ25cmほどのアニメフィギュアを処分したいです。本体はPVCとABS樹脂で、金属製の支柱が付いています。電池はありません。この場合、どのゴミ区分で出せばよいでしょうか。
自治体から案内された区分を確認し、指定された収集日に出してください。
フィギュアをゴミとして出すときの最終チェック

素材と自治体のルールが確認できたら、実際にゴミとして出す前にもう一度確認しましょう。
特に注意したいのは、素材が混ざった製品や、破損した部品があるフィギュアです。
処分前チェックリスト
破損したフィギュアは安全に出す
フィギュアが破損している場合は、鋭い部分がないか確認してください。
硬い樹脂でできたパーツや金属製の支柱が折れると、先端が尖ることがあります。
ゴミ袋に入れたときに突き破るおそれがあるため、自治体のルールに従って安全に包む必要があります。
また、破損したフィギュアを無理に細かくする必要はありません。
特に、電子部品や充電池を含む製品は、危険を伴うため自己判断で分解しないようにしましょう。
ゴミ袋に入れば何でも通常収集できるわけではない
自治体の指定袋に入る大きさであっても、素材や品目によっては通常収集の対象外となる場合があります。
反対に、少し大きなプラスチック製品でも、自治体が定めるサイズ内であれば通常の区分で処分できる場合があります。
ゴミ袋に入るかどうかだけで判断するのではなく、自治体の寸法基準と品目分類を優先してください。
フィギュアが大量にある場合は別の確認が必要
フィギュアを一度に大量処分する場合は、通常の収集日に出せるゴミの量も確認してください。
自治体によっては、一度に出せる量に制限があったり、多量ゴミとして別の申し込みが必要だったりします。
例えば、数体の小さなフィギュアを処分する場合と、段ボール数十箱分を一度に処分する場合では、適した方法が異なります。
数が多い場合は、収集日を分けて出す方法や、自治体の持ち込み制度なども検討できます。
大量のフィギュアを一度に処分したい場合は、「大量のフィギュアを処分する方法|捨てる・売るを量と手間で判断」で、ゴミとして処分する方法やまとめて手放す方法を詳しく確認できます。
大量処分の手順については、関連記事「大量のフィギュアを処分する方法|捨てる・売るを量と手間で判断」で詳しく確認できます。
フィギュアをゴミに出す前に売れる可能性も確認する
フィギュアのゴミ区分がわかれば、自治体の指定方法で処分できます。
ただし、まだ使用できるフィギュアについては、ゴミとして出す前に売れる可能性を確認しておくのも一つの方法です。
特に、作品名やメーカー名がわかるフィギュア、限定販売された商品、販売終了した商品などは、中古品として需要がある可能性があります。
一方で、破損が大きいものや買取対象外の商品などは、ゴミとして処分した方が手間を減らせる場合もあります。
フィギュアを捨てる前に、どのくらいの価値があるのか確認しておくのも一つの方法です。古いフィギュアや箱なしの商品でも、種類や状態によっては買取価格が付く場合があります。詳しくは「フィギュアの買取相場を確認する」で解説しています。
ゴミとして処分する方が向いている場合
すでに手放すことを決めていて、売却に時間をかけたくない場合は、自治体で処分する方法が選択肢になります。
特に、再利用が難しいほど壊れている場合や、買取対象外と確認できた場合は、ゴミとしての処分を検討しやすいでしょう。
ただし、自治体の粗大ゴミに該当する場合は、手数料や申し込みが必要になることがあります。
売却を検討する価値がある場合
比較的状態のよいフィギュアや、メーカー・商品名がわかるフィギュアは、売却できる可能性があります。
箱がなくても、商品によっては買取対象になる場合があります。
箱を捨ててしまったフィギュアでも、状態や付属品によっては売却できる可能性があります。詳しくは、箱なしフィギュアは買取できる?減額理由とおすすめの売却先を解説で、箱なし商品の査定条件や売却方法を確認できます。
ただし、査定額や取扱条件は買取サービスによって異なります。
売却前には、商品の状態、付属品の有無、送料、査定後のキャンセル条件などを確認するとよいでしょう。
箱がないフィギュアについては、関連記事「箱なしフィギュアは買取できる?査定前に確認したいポイント」で詳しく紹介しています。
ゴミとして処分すると決めている場合は、無理に売却する必要はありません。
捨てる・売る・譲るなどの選択肢を整理したい場合は、「フィギュアの処分方法|捨て方・売り方・大量整理まで後悔しない手放し方」も参考にしてください。
フィギュアのゴミ分別でよくある質問
フィギュアは燃えるゴミとして出しても大丈夫ですか?
自治体がフィギュアの素材や品目を燃えるゴミに指定している場合は、指定された方法で出せます。
ただし、PVC製・ABS樹脂製などの素材によって扱いが異なることがあります。
同じプラスチック系のフィギュアでも、自治体によって可燃ゴミやプラスチック資源などに分類されるため、必ず住んでいる地域のルールを確認しましょう。
フィギュアは燃えないゴミになることもありますか?
自治体が該当する製品を不燃ゴミに指定している場合は、燃えないゴミとして処分します。
ただし、金属製品だから必ず不燃ゴミになるというわけではありません。
金属類として別に回収する自治体や、大きさによって粗大ゴミに分類する自治体もあります。
本体と台座で材質が違う場合は、それぞれの分別条件を確認してください。
PVC製フィギュアはプラスチックゴミですか?
PVCはプラスチック系の素材ですが、すべての自治体でプラスチック資源として回収されるわけではありません。
例えば鎌倉市では、PVCを使用したソフトビニル人形は燃やすゴミとして扱われています。
そのため、PVC製であることだけを理由にプラスチック資源へ出すのは避けましょう。
ソフビ人形は燃えるゴミですか?
ソフビ人形は、自治体によって燃えるゴミなどに分類されます。
PVCを使用したソフトビニール人形を燃やすゴミとして扱う自治体もありますが、全国共通の決まりではありません。
「ソフビ」「ソフトビニール人形」「塩化ビニル製品」などの品目で調べると、分別方法を確認しやすくなります。
フィギュアの台座は一緒に捨ててもよいですか?
本体と台座が同じ素材でできていて、自治体の分別条件を満たしている場合は、一緒に処分できることがあります。
ただし、金属製の支柱やネジなどが含まれている場合は、別の扱いになる可能性があります。
一体化した製品を無理に分解せず、自治体の指示に従ってください。
フィギュアの箱は燃えるゴミですか?
紙製の外箱は、自治体の条件を満たしていれば、古紙や雑がみなどの資源として回収される場合があります。
一方、透明なブリスターや発泡スチロールは、紙とは異なる区分になることがあります。
外箱を処分するときは、紙とプラスチックの分別方法を確認しましょう。
30cm以上のフィギュアは粗大ゴミですか?
必ずしも粗大ゴミになるわけではありません。
例えば横浜市では、原則として金属製品は一番長い辺が30cm以上、金属以外の製品は50cm以上で粗大ゴミの対象となります。
このように、素材によって基準が異なる自治体もあります。
大型フィギュアは、住んでいる自治体の粗大ゴミ基準を確認してください。
フィギュアをゴミ袋に入れるとき、外箱は必要ですか?
自治体のゴミ収集では、原則として製品の外箱が必要になるわけではありません。
ただし、外箱とフィギュア本体は素材が異なるため、分別が必要になる場合があります。
また、自治体によって指定袋の種類や排出方法が決められています。
箱に入れたまま捨てるのではなく、本体と包装材を適切に分別してください。
フィギュアを大量に捨てることはできますか?
自治体の収集条件を満たせば処分できますが、一度に大量のゴミを出す場合は注意が必要です。
通常収集で出せる量に制限がある自治体もあります。
一度に多くのフィギュアを処分したい場合は、多量ゴミの取り扱いや持ち込み制度などを確認しましょう。
まとめ|フィギュアが何ゴミかは自治体のルールで判断しよう
フィギュアをゴミとして処分するときは、素材・大きさ・付属品を確認し、自治体の分別ルールに従うことが大切です。
PVCやABS樹脂などのプラスチック製フィギュアでも、自治体によって燃えるゴミやプラスチック資源など、扱いが異なります。
また、金属製のフィギュアや電池付きの製品、大型フィギュアでは、通常のプラスチック製品とは異なる確認が必要です。
分別に迷った場合は、次の順番で確認しましょう。
-
フィギュアの素材を調べる
-
台座・金属部品・電池の有無を確認する
-
自治体の分別検索で品目を調べる
-
大きさが粗大ゴミの基準を超えていないか確認する
-
分別が不明な場合は自治体へ問い合わせる
特に覚えておきたいのは、プラスチック製だから必ずプラスチック資源に出せるわけではないということです。
公式の分別案内では、回収できる製品だけでなく、対象外の素材や大きさの条件も確認してください。
まだ使えるフィギュアであれば、ゴミとして処分する前に売却できる可能性を確認する方法もあります。
自分の状況に合った方法を選び、フィギュアを正しく処分しましょう。

